「麻生さんと高野くん、僕たちがどんなに考えても事故とは思えないんだよね」
さっきの発言からして、やっぱり警察は私たちの中に犯人がいると思ってる。
「……あのふたりはたしかに事故ではないです。でも、クラスの中に犯人はいません」
「なぜ、そう言い切れるの?」
「ふたりが死んだのは、この動画のせいだからです」
私はスマホを取り出してトーク画面を開いた。
麻生さんや高野くんの時はすでに予告が執行してメッセージなどが消されてしまっていたから、警察に相談することができなかった。でも今はまだ予告された10人は生きている。
つまり動画は、ライングループに残ったまま。
「この予告動画のせいなんです。麻生さんも高野くんも1か月前に亡くなった幾田さんという生徒に指名されて、そのまま動画の内容どおりに殺されました」
麻生さんや高野くんは、たしかに殺されても仕方ないことをしてきたのかもしれない。
でも昨日の動画を見て、やっぱりこのままじゃいけないって強く思った。だから……。
「ねえ、そのワケが分からない説明は誰かに言わされてるの?それともきみたちの間で流行ってるの?」
「……え?」
私の真剣な言葉に、清水さんや他の人たちが呆れた顔をしていた。



