次の日。私たちは学校の理科室へと集められた。
鈴木先生が言っていたとおり他の生徒たちの姿はなく、登校してきたのはA組のクラスメイトだけ。
理科室は昇降口を過ぎて突き当たりの一階にあるので、私たちのクラスの様子は分からない。
でもすでに朝からテレビドラマで見るような警察や鑑識の人たちがたくさん出入りしていて、上の階には上がれないように黄色い規制線が張られていた。
「皆さん、おはようございます」
スライド式の黒板の前に立ち、鈴木先生が淡々と朝の挨拶をする。
私たちは6つに分けられている机に教室と同じように出席番号順で座った。隣の実験室には複数の警察が待機していて、これからひとりずつ呼ばれるそうだ。
2日連続でクラスメイトが死に、昨夜は10人が予告され、今日はどんな惨状を見なければいけないのだろうと、みんながピリピリしていた。
「っていうか、先生は事情聴取されないんですか?」
だらだらとした口調で言ったのは武政だった。
「俺はみんなよりも早く来てすでに終わったから」
「なんて聞かれたんですか?参考にさせてください」
「………」
「それとも動画なんて知らないふりをして話したんですか?」
武政はいつも森元にひっついては意気がってるヤツだけど、これについては私を含むみんなが同意見だった。



