……高野、くん?
じわりと、嫌な汗が頬を伝う。メッセージの下には昨夜と同じで動画が貼り付けられていた。
見るべきか、見ないべきか。私は胸の鼓動と共にぐるぐると考えていた。
「あず、また来たよ……。どうする?」
ちづが私の腕にしがみついてきたところで、ゴクリと唾を飲み込む。
幾田さんがアイコンにしているウサギのクリップと目が合って、早く再生しろと言われている気がした。
「……もしかしたら全然違う動画かもしれないし、とりあえず確認してみよう」と、私は動画の再生ボタンを押した。
映し出されたのは、昨日と同じで薄暗い倉庫のような場所だった。そして中央に置かれた椅子には誰かがうつ向いたまま座っている。
身に付けているのはうちの高校の制服であり、男子生徒ということはすぐに分かった。



