そして長い夜が終わり、朝がきた。
ちづから連絡があり、近所の人から美味しいお菓子を貰ったからと、うちに来ることになった。
「お邪魔します」
ちづの服装は、お気に入りの白いワンピース。
わざわざ暑い中、飲み物まで買ってきてくれてエアコンが効いている私の部屋でいつものように過ごす。
「このお菓子、東京のお土産なんだって」
ちづが持ってきてくれたラスクは本当に美味しかった。それからファッション雑誌を見たり、DVD鑑賞をしたり。いつか新幹線に乗って旅行に行こうという約束もした。
ゆったりと、ちづとだから落ちつく時間。私たちは予告動画に関することをあえて口には出さなかった。
もちろん、ちづが予告されたということも。



