武政と井口は駆けつけた救急隊員によってすぐに死亡が確認された。
脳挫傷、頭蓋骨陥没と普段では聞かない言葉が飛び交っていたけれど、やっぱりバットなど硬いもので殴られない限りこんな状態にはならないと、首を傾げていた。
そしてクラスメイトは残り7人となり、再び私たちは公園へと集まることになった。
「ねえ、誰か動画を見てる人がいるんでしょ!?」
磯山さんが険しい顔で訴える。
武政たちの死を悲しむよりも、さっきからこの口論を永遠とやっている。もちろん名乗りでる人なんているわけがなく、話はずっと平行線のまま。
ラインは本来、一対一の場合は既読がつく。
けれど、グループの場合は少し勝手が違っていて、送信者の画面にだけ既読と、メッセージを確認した人数が表示されるようになっている。
だから私たちの画面には既読の文字さえなく、動画を再生した人物を特定することは難しい。
「ここに幾田のスマホがあってさ、既読数が7になってたらウケるよね。みんなおお嘘つきじゃん」
赤いマニキュアをつけた畑さんが爪をいじりながら言った。
「笑い事じゃないと思うよ」
「は?」
私が言い返すと、畑さんはすぐに不機嫌になった。



