月明かりの下の舞踏会



なんで……どうしてそんなイタズラするの?

ぺろりと首元を舐められた感覚に、体がぴくんと反応する。


「ああ……会いたかったよ、スーザン。俺の愛するスーザン」


何度も何度も頬や額にキスをされて、そう囁かれる。

急に体が熱くなると共に涙がじわりと滲む。

つぅ……っと頬を伝って涙が零れ落ちると、ライズの動きがピタリと止まったかと思えば、すぐ様私を起こして抱き寄せた。


「ごめん、ごめん……嬉しくてつい……そんな怖がらせるつもりはなかったんだ。本当にごめん」


そう言って何度も何度も頭を撫でるライズに、安心感があって……何故か私からも抱きついた。

優しくあやすライズに何故か懐かしさを感じてしまう。


「そうやって幼い頃も俺に抱きついて来てくれたよね」


驚きの言葉に、ばっとライズから体を引き剥がした。

今この悪魔はなんと言った……?