月明かりの下の舞踏会



な、なんてことをしてくれるんだ!この悪魔は!!

私の大事な……大事な……ファーストキスを〜〜っ!!


「怒ってる?」

「当たり前でしょ!!」

「ふふ、そんな君も可愛い」


優しい笑顔を浮かべるライズに、何故か心臓がドキンと跳ねる。

悪魔相手に何考えてるのよ私!!


「こんなイタズラあんまりよ!だったら、まだ冥界とか包帯の方が良かったわ!た、食べられるのは痛いから嫌だけど……」

「じゃあ痛くない方法で、君をーー食べてあげる」


そう言ってまたしても距離を一気に縮められて、キスをされる。

抵抗しようと力を入れるけど、またあの甘い香りに体の力が入らない。

とろけるような長めのキスをされて、頭がくらくらする。

ゆっくりと指を絡めてきて、愛おしそうに私の体を撫でるライズ。