月明かりの下の舞踏会



どこからともなく聞こえてくる不気味な笑い声が、耳から離れてくれない。

涙目になりながら、少し大きな箱の中に入り込む。

嫌だ、嫌だ……こんな所で死にたくない。

身を小さく縮こませながら必死に息を殺す。


「隠れんぼのつもりかなぁ?」


「この場では逃げ場はありませんよ」


「俺様のこの鼻があって捕まえられないわけがないだろう?」


「隠れてないで、出ておいでスーザン」


聞こえてくる四人の声に、じわりと涙が溢れ出る。

見つかっちゃう……でも、どうやって逃げればいいの?

というか、ここは何なの?

あの人達は私を歓迎してくれていたわけではないの……?