月明かりの下の舞踏会




「あーあ。お菓子を持ってきていない……

つまりイタズラされちゃうってこと、もちろん分かってるよね?」


ライズさんが勝ち誇った目で私にそう問いて来たかと思えば、ニヤリと笑った。

さっきまで優しかったあの笑顔は何処へやら。

ここには、味方はいないそう理解するのに時間がかかり過ぎた。

後ずさろうとしたけれど、何かが背中に当たって動けなくなる。

ごくりと唾を飲み後ろを見ると、さっきお屋敷の外で見たであろう……骸骨がそこに立っていた。




「きゃあああああっ!!!!」




ようやく出た悲鳴を上げて、勢い良く走り出す。

適当に扉を開けて、手当たり次第隠れられそうな場所を探す。