月明かりの下の舞踏会



優しく笑いかけて、近寄ってきた三人を順に指さしながら口を開く。


「彼はゾーガ・バンデ。そして真ん中がファング・ウーフ。一番幼いのがデイビー・ウィング」


包帯男、狼男、小悪魔の順に紹介されて小さく頷く。

気合十分な三人に対して私なんか普段着のワンピースだ。

少しこの祭りには浮いてしまう格好をしているせいか、気まづさしかない。


「そして俺はライズ・ブラッド、どうぞよろしく」


「あ、えっと……スーザン・アイルです。」


ど、どうしよう。

自己紹介しちゃったからこれは絶対参加するやつだ。

しかもさっき舞踏会って言ってたけど……もしかしてこれからたくさん人が来てパーティーを??

まずい、これは非常にまずい。

踊りも作法も私には未知のものだ。

恥をかく前にここは本当に帰った方がお互いの為だ。