「わぁ……」 他の女の子は化粧をしていてとても綺麗で可愛らしかった。 私はすっぴんだし、咲は少しだけ、という感じだ。 「ほら、怜、席そこ」 「うん」 「おはよう怜!」 「おはよう涼、相変わらず元気だね」 幼なじみの一人の涼。 わざわざこっちの席にまで来てくれたのだ。 「蓮も挨拶しろよー」 「別に、ご丁寧にやらなくてもいいだろ」 「冷めてるわねー、怜、ほっとこ」 「え、おはよう蓮」 「はよ……」