零曰く2倍増して煩くなったんだとか。 そんなこと言われた。 「ん〜、咲良、もう帰るか?」 ひょっこりと波留多が顔を出す。 「ん、まだいるよ、勇太と守のどっちがコントローラー投げたか吐くまで正座させてるから」 「鬼だな」 「やーん総長〜助けてくださいよ!」 「おい、そのコントローラー何色だ?」 「白だけど」 「んじゃぁ勇太だな」 その言葉に私は波留多にウィンクして勇太に向き直る。