《銀/97.10.24.》


波は想い出のようだ。
よせてはかえすソレが
同じモノではないように
時にさらされ想い出は姿を変える
同一に見えようが異なるモノ
生きてるが為


ちゃ葉、みどり葉、きい葉、
広葉の樹にともる、あかりぱ


稲穂刈りし田
陽光さし
落ちし穂つばむ
土鳩が群れる。


空っぽの部屋、たゆたふ
つけっぽなしのradio


露草食みし、秋虫のダンス楽
夜長のほんのzeitaku


いつかという日はこない
在るのは過ぎ去りし過去と
この瞬間