土御門ノ詩①

ひぃ様は、いつも、笑ってる。

アタシはひぃ様が、いちばんだ。

しんどい。

他の人間だと。
鼓動が聞こえる。

だから
ひぃ様だと

しんどくないの









「ひぃ様」
アタシは今日も少しイタズラ心を出し、声をかけてみた。



ふ ふふふ
くすり
ふ ふふ ふふふ


鈴を転がす様な
笑い


顔を見せて頂けなくても
ほっとして


「ひぃさま」
と、
声をかけた。









赤い紅を惹いて
顔にふんだんに白い粉を塗った
ひぃ様は薄く瞼を開いてた
のかもしれない。
幼い頃見たひぃ様の
黒眼はすうーっと
泳いだ様な気がした。
今日も明日も

ひぃ様からは花の良い香りが立ち込める。


明日も明日も。

いつかまた
お顔を覗いても

良いですよね。


ねぇっ ひぃ様。









あえたひとのなをしらず

ひとがよぶうそのなで

おもうあなたをよぶ

ふあんになるぼくの

ないしんをしるあなたは

このよにはいない









ぼくはうまれてきて

よかったです

いやなことは

あたりまえに

たくさん

あったのですが

どこかで

あなたに

あえるひを

たのしみにしてた

じぶんが

きにいってます









鮎釣りなら誉められ

岩魚や山女を追うなら頷く、

そんな、リリース目的でない、

渓流釣り焼き魚を食す。

通常連鎖、食物の、

ダカラ、

決して、うぐいをさらっては

イ ケ ナ イ









網を使い昔遊んだ遊び。

川メダカやら、

ごりやら、

うぐいすくい。

父の地元の方言か

それを「ジャコ」と、



この身、中年に至り、

酒も煙草もやらぬ代わり、

ごりに似た気性が少々、

うぐいに似てきた様に、

思えた。

赤腹が死に時と教わり……

思い出に、

フふふ……

と、笑みがこぼれ、

高笑いでない、ソレに、


フふふ……

と……









ツバサデハアリマセン

アナタを想うが故の
嫉妬に見えるこの所作が
砕心への保身ではなく
方財にならぬ為が保身だと
喉から血が出るくらい

ワタシは叫び続ける
アナタには届く事のない

真実だと知ってるカラ



時間に追われてるアナタは

時間から取り残される事を

選択したワタシに

苛立ち対等で無い境遇に

嫉妬

隠さない

愛ではなく夢でもなく

怒り唯ソレだけ

独りだけの絶望が故









ハネデモナク

三千億光万年

孤独(ヒトリ)ダッタ


アナタに私の苦しみを味わって頂こうとは思いません。

だから
アナタの苦しみを味わおうとは思いません。

許されたいと思う、アナタしか、アナタには居ません。


ヲ前は愛されてないよと云うのは
ヲ前の好きにさせなさいと云う、ヲ前のエゴの許諾を、私に促してるだけでしょう
叶うと思うのですか
刑法受刑出来ないのは未成年ですよ。
選挙資格ないんですね。
アナタは……









08.06.25.
堅牢

水の中の一つ星は
「幸せ」を夢みる。











堅牢

懲らしめ

人形は眠らない

永遠を望む



叶わないが

望む事も止めず

惰性しか無い無能な

現実に

苛立ち抑える事が

苦しく

狂いそうになる

狂いそうになるから

狂い始め終わる事の無い

破滅

大地が

壊れてゆく









戒め


水だ

私を覆う



正気は

「真実」を「見誤らない」事で

「現実」を「信じる」事なら

何も聞こえない空間で

何も見てる間がない

己と他人の境界に

どれだけ記憶を

保っていられる

のだろうと

水の中に滴を

増やした










ハハ ト ワタシ ト


方言:有田弁?では

「い ぬ」は「死 ぬ」
「しよる」は「す る」
「しはる」は「される」
と言う。

と云う、家の次男に、嫁いだ母は

十二時の子に、愛された。



了08.06.26.






命綱

「狐」は「狼」に嫁入りするのでしょうか?

命綱イノチツナ

ソラトウミト トリノコエ

その責、咎は
一切私に在り
なら
発する言魂
何ものにも違える
意を含むを許さず
話せる平和は無く
吐くジノゴクを
他者は羨む
そして
嫉妬する



ソラトウミトトリノKoToNoHa

守る
存在を
知 ら れ ては
知られなくては
……
生きる意味が無い










サクラノシタニネムルノハ


死ぬ覚悟ではなく
武者震い
コノたぎる憤りの
やり場は
一 仕留める
以外は空だ


散るは桜 泣かぬ花
許さない 悲鳴が
無駄死 姿ヲ


DAKARA
笑みの下に潜む狂気を
力に変えて
……
現在願いを叶える









ワタシト ダレカト


森という字は、三本の木から成る

より、私がコレ等の詩も、今作で一区切り
「吠える」私は今居ない

かって

「吠えた」私は私ではない

命だけにではなく

「私自身」にも「必要」とされていた




了08.06.27.





HAPPYbirthday


46才のお誕生日
オメデトウゴザイマス!!

私が、アナタの無事を、祈る様になって
もう二年が過ぎました。

負けずぎらいのアナタだから、

すぐ、私の「道」修道させられスキルを、

追い越そうと、

むちゃくちゃな事して、

他人を苛つかせながら、

アナタが愛されてる事、

見せしめの様に、

ひけらかしますよね。

そんなトコロ嫌いです。

大人なんだからサッサと、

治して、

安心させてください。

何時までも、

健勝祈り甲斐がある様に、

心に、留めて、おいてくださいね。

本当にお誕生日
オメデトウゴザイマス!!










言ってくれるのは、
何時なんだろう?


君達が居てくれたから、

現在、一つ歳を重ねる。

事が、出来たよ。

ありがとう。本当にと……

これからも、楽しみに、
待たせてくださいね。
どうぞ、よろしくです。










朝顔

酸性の大地に赤い花咲く

噴煙は文明で

灯りはsmogを生む

黒い雲から黒い雨

死の大地

ボク達が立つこの地は

独りでは

生きてゆけないから

消される事の無い灯りと

途切れる事の無い会話が

白い白い奇跡を

赤色に変えてく









夕顔

白い花弁は奇跡

カラダの様DAKARA

なのに目の前のアナタは

青い青い水の星



黒い雨の粒が

染みとなり

斑犬模様になるを

濃く

濃すぎて黒液な青

一粒

花弁染めあげてく

水の色水の色に










私顔

好きだっタ

現在

好きな訳ではナク

どうして良いのか

判らずに

さまよう










貴顔

毎日変わると云う

輪郭と表情に

困ってます

どうすれば

良いんでしょう

探さなくて良い環境ッテ

可能な筈なのに










逢いたい人も居ず

今年の七夕は

満天だ

お堅い淑女達の

依存から解放され
「人間」か

成りたくはナカッタ

子供の自分は

まだ

生きてるのダロウカ

でもまぁッ

「死なれたくない」

相手の不在は

心地よく-CWへ



了08.07.07.






ぼんやりと白む

今夜の空に

涙すら無く

見えなくなってく

星を
探シタ

「彦星は」

幸せなんだろう

……

知らぬ仲デ

死ぬから

約束をシタ

下町の

じゃじゃ馬は-CWへ