砂浜に着いて、マスクを外し、すうっと息を吸い私は叫ぶ。 「消えたらいいっ!!こんな世界っ!!」 誰にもばれない、私の心の言葉。 「こんな世界、ゴミ同然っ!!」 そう。 この世界はゴミだよ。 「喋れないのが可哀想?」 私は、ハッと笑ってこう言った。 「集団じゃないと何も言えないあんた達の方が可哀想よっ!」