「美優ちゃんに会いにきたんだよー」
「ふーん。で」
「へ?」
「で、何かあるの。何もないなら、帰っていいよ」
…いや、嫌いなもんは嫌いらしい。
無表情で辛辣な言葉を浴びせると、澄まし顔で食べ終わった弁当箱を片付ける。
「んー、用はないんだけどさ?
でも、美優ちゃんのこと落とすって決めたから」
理玖はあの時の笑みを浮かべてみぃを見る。
「…りーくん、その顔、人相悪く見えるよ。やめたほうがいい」
いい意味でも悪い意味でも。
素直すぎるみぃは、正面に座る田谷さんがおどおどするくらい真っ直ぐな言葉を浴びせる。
「そっかぁ、器用なんだね」
みぃなんて気づかないふりして、葉山さんは楽しそうに僕の顔を見る。
切実にあの2人を引き離したい。
ただ、そんなことしたら。きっと。
周りの奴らは全力で噂するだろうな、あいつら付き合ってるんじゃねーのって。
「ふーん。で」
「へ?」
「で、何かあるの。何もないなら、帰っていいよ」
…いや、嫌いなもんは嫌いらしい。
無表情で辛辣な言葉を浴びせると、澄まし顔で食べ終わった弁当箱を片付ける。
「んー、用はないんだけどさ?
でも、美優ちゃんのこと落とすって決めたから」
理玖はあの時の笑みを浮かべてみぃを見る。
「…りーくん、その顔、人相悪く見えるよ。やめたほうがいい」
いい意味でも悪い意味でも。
素直すぎるみぃは、正面に座る田谷さんがおどおどするくらい真っ直ぐな言葉を浴びせる。
「そっかぁ、器用なんだね」
みぃなんて気づかないふりして、葉山さんは楽しそうに僕の顔を見る。
切実にあの2人を引き離したい。
ただ、そんなことしたら。きっと。
周りの奴らは全力で噂するだろうな、あいつら付き合ってるんじゃねーのって。

