んん?
どういうこと……??
「総長さん、引っ越しするんですか?」
「そうだな。ここには二人で住めない」
でもでも。
ここ、職場だから通いやすいし。
バイクのメンテナンスとかするのに、バイク屋さんの二階というのは、すごーく便利なんですよね。
なのに総長さんまで引っ越しさせたら、申し訳ないんですけれども。
「そりゃあ、総長さんと住んだら家賃とか生活費出し合いっこできますし。ご飯、一緒に食べたり。お世話になってる分、身の回りのことできますし! わたしにありがたいことだらけですが……!」
いいわけないよ。
総長さんは引っ越しする必要ないのに。
わざわざ合わせてもらうなんて、悪い……。
「なにを言っている」
「……へ?」
「すべて俺が払う」
――!??
「夕烏は一円も金を出す必要はない」
「……えぇ?」
「面倒みると約束しただろう」
それはそうですが……。
だとしても、それじゃあわたしが甘えすぎていやしませんか。
「あっ……甘やかしちゃダメだと思います!」
「可愛がってるんだが?」
「……!!」
真顔でそんな返しされるとめちゃくちゃ困ります。
「俺のワガママだと思えばいい」
「で、でも……」
一緒に住んで。面倒みてもらうなんて。
「なんだか、旦那さんみたいですね?」


