燐がなにか持ってきやがった。 「か、家事全般とくいです!」 ――なんだその、ちっこいの。 「自信あるのは……家庭料理です」 「いや、だから君、飲食店のバイトの面接みたいなノリされても困るんだ」 「掃除も、お洗濯も。アイロンがけもやります!」 「そういう問題じゃなくて」 なあ。 愁と喋ってるそれ…… なに。