総長さんが甘やかしてくる①(※イラストあり)



「まあ、なんでもいーわ。お前の個人的なことには興味ねえ。仕事せずにヘコまれてちゃ使い物にならねーんだわ。嫌になったなら辞めちまえ」

「嫌じゃないです……! わたしは、ここで働きたい」

「だったら――」

「わたしは……お店に迷惑かけたくなくて」

「誰が迷惑っていった?」


――!


「スミレに、出ていけって言われたか」

「……いいえ」

「俺があんなクソガキにビビるとでも?」


サトルさんの強さを思い出し、頭を横に振る。


そういえば、サトルさんは

小柄だけど――すごい筋肉だった。


ここで服を脱いで休憩していたサトルさんのこと、よく観察したわけじゃないけど、あれは野球選手というよりは――。


(格闘技……?)


「スミレのことだ。受け入れるって腹くくったなら責任持ってお前の面倒みるさ」

「……でも」


その優しさに甘えていいの?


「もっとガッツあるかと思ったよお前。口だけだな」


そういうと、サトルさんが行ってしまった。