そうして出会ったのが――。



『夕烏。お前の面倒は、俺がみてやろう』



……王子様みたいな。



『やっぱり帰るなんて言っても、帰すつもり微塵もない。どんな手を使っても俺から離れたくないと言わせてやろう』


総長さんだったんだ。