一度も愛情を注いではもらえなかった。 熱が出て苦しくても、 『うつさないで』 隔離されるだけで病院には連れて行ってもらえなかった。 怪我をして帰っても消毒どころか心配もしてくれず、むしろ『使えない』と呆れられた。 言葉の暴力は受けても 青あざや火傷を作られることはなかった。 首をしめられたこともない。 ぶたれる方がマシな生活だったのかもしれない。 証拠があれば、逃げ場ができたのかもしれない。 かつてわたしの楽園だった、いまでは地獄のような、あの場所から。