後ろから突然抱き締められる。 あの時を思い出してドキッとする。 痕をつけられた、あの日。 「な、なにを……」 「随分強気だな」 「え……」 いつもと口調が変わったことにより、怖く感じる。 優しい蒼兎は正反対の……。 強引さ。 「随分動揺してるな、まぁ、面白いからいいけど」 すりすりと首元に顔を埋めてくる。 ドキドキが止まらない。 これは確実に悪いドキドキだ。