「蒼兎は普通のなんだね!」 「うん、蕎麦を味わいたいから」 「意外」 「朱里も結構失礼だよね」 「知らなーい」 出されたお茶を飲む。 蕎麦茶のようだ。余計待ち遠しい。 蕎麦をまだかなと待ちながら店内を見回す。 どこか、不思議な臭いがする。 獣の、臭いが。 「ねぇ、蒼兎、もしかしてだけど」 「うん、妖狐のお店だよ」