――藍くんの家に到着すると、玄関までマックスがしっぽを振りながら出迎えてくれた。
「マックス〜!お邪魔します〜!」
「あはは、この子珠姫ちゃんが大好きみたいだね」
「覚えてくれてるのかな……?」
「うん。だってこんなに嬉しそう」
藍くんがマックスを撫でると、マックスは嬉しそうに手をペロペロ舐めた。
覚えくれてたら、嬉しいな。
あぁ可愛い……ほんとにマックスは可愛いなぁ。
「じゃあ早速ケーキ食べよっか」
「うん!」
そうして私達は手洗いをして2階へ上がる。
藍くんお母さんが買って下さったケーキとジュースを持って。
いそいそとケーキの箱を開けると、中からは可愛らしいクリスマスケーキが!
ちゃんとサンタさんのマジパンも乗ってる!
「わぁ、美味しそ〜!」
「まさかのホール……。ごめん、ちょっとナイフ取ってくる」
「あっ、ごめんね。ありがとうっ」
藍くんはそのまま部屋を出て行った。
すごいな……ホールケーキを買って下さってたなんて。
すごく美味しそうだし、ありがたく頂こう……。
私は藍くんを待つ間、きょろっと軽く部屋を見渡してみた。
シンプルで清潔感のある部屋はすごく藍くんらしい。
なんとなく、カーテンとかベッドとか青系統の色が多い感じ。
まさに藍くんだ。(?)
……私、ここ来てからずっとドキドキしてる。
いや今日1日ずっとしてるけども。
〝何かあるかも〟って期待とかしてるわけじゃなくて、
藍くんとする会話とか、さり気ない優しさとか、
あぁ、付き合ってるんだなぁって……改めて実感できて。
当たり前のように家に入れてくれる感じが、すごく嬉しくてドキドキする。

