「沙羅ちゃんは?」
「これ。プロテインなんだけど」
眉間にシワを寄せてプロテインの袋を私に見せてくれる沙羅ちゃん。
おお、プロテイン……。
飲んだことないなぁ。
「誰だよ」
「でも、自分ではなかなか買わないしいいんじゃないかなっ」
「いやいや、クリスマスプレゼントにプロテインて」
微妙な表情でプロテインを見つめる沙羅ちゃんが少し可愛く見えた。
でも正直、沙羅ちゃんはプロテイン飲んでても違和感ない気がするんだよね。
「待って藍くんと佐賀くんうける」
そんな笑い声が聞こえてきて、私と沙羅ちゃんは藍くん達の方へ振り向く。
なんだろ。
「たま聞いて聞いて。藍くんのプレゼントが佐賀くんにいって、佐賀くんのプレゼントが藍くんにいってる」
「……えっ?」
何その奇跡……!
プレゼントを持っている2人の様子からして、それはどうやら事実らしい。
……い、いいなぁ、佐賀くんっ。
「な、成瀬さんごめん……羽水くんのプレゼント当たっちゃった……」
「あはは、なんで佐賀謝ってんだよー」
「すごい奇跡だねこれ」
「いいなー藍くん。あたしちょっと佐賀くんのやつ狙ってたのにー」
佐賀くんの反応に皆どっと笑い出して盛り上がった。
律儀だなぁ佐賀くん。
でも、こうやって佐賀くんが皆に注目されるのはすごく嬉しい。
「ありがとう佐賀くん。使わせて頂きます」
「……あ、僕も……ありがとう羽水くん……」
藍くんのプレゼントはどうやらハンドクリームみたい。
佐賀くんのはネックウォーマーかな?
どちらもセンスが良い。

