どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



その後、怜央くんに促されるまま足を運んだのは生徒会室。


ここが作業場らしい。



「おーっす!」


「おせーよ」


「やっと来たか」


「お前がいねーと士気高まんねーし」



委員の人たちはみんな仲がいいのか、怜央くんが顔を見せるとあちこちから声がかかった。


さすが怜央くん。


先輩からの人望も厚いようで、みんな作業の手を止めて白い歯を見せて笑っている。



「わりぃわりぃ。んで、西野がしばらく休むことになったからそれまでの助っ人。同じクラスの宮内。みんなよろしくな」


「よろしくー」


「よろしくお願いしまーす」



怜央くんがそう紹介するとあちこちからあたしに向かって声がかかり、あたしは慌てて頭を下げた。



「よ、よろしくおねがいしますっ」