どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



「やりたいってわけじゃないけど……」



決まったからには、それなりに責任を持って頑張ろうという気持ちも芽生えている。


……なんて、そんなの言い訳だ。


あたしだって、怜央くんと委員をやりたい。


こんなチャンスを逃したくない。



「もしかして、宮内さんも怜央くんが好きなの?」



藤谷さんの大きな瞳で覗き込まれるように言われ、ドキッとした。


というか、「も」って。


すみれちゃんが怜央くんを好きだと、はっきり言ってしまったようなものだけど、大丈夫だろうか。


少しぎょっとしたように藤谷さんを見たすみれちゃんだったけれど、彼女はお構いなしに続ける。



「仲、いいもんね」



「それなら仕方ないよー」なんてすみれちゃんに言う。


すみれちゃんも、困ったような笑みを浮かべながらも「うん」と頷いていて。