どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



「えっ、もしかして大和くんも同じクラスなのっ?」


「えへへっ、そうみたい」



いつになく、ほんのり頬を染める凪咲ちゃんはすごくうれしそう。



「心菜ちゃんだよね。いつも凪咲から話聞いてるよ」



耳にピアスを3つ開けて、女の子が夢中になってしまうような甘いマスクでへらっと笑う彼は、サッカーに真剣に取り組んでいて、凪咲ちゃんのことも大切にしてくれている。


見た目、チャラいイメージがあるけど、それはあくまでもイメージ。


8クラスもあるのに彼氏と同じクラスになるなんて、すごいな。

それほどふたりに特別な縁があるってことかな。