どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。




「じゃあ、このあと何が起きるかも知ってるだろ」


「このあと……」



……そうだ。



怜央くんとの出会いからやり直したことで、今日より前の記憶はちゃんと戻っている。


よく考えれば、病室で怜央くんと話したあの日までの記憶があたしにはあるはずだ。


現実世界では、そこまで時が流れているのだから。


そういえば、あたしはどうして事故にあったんだろう。


このあと、あたしの身に何が起こるの?


"今のあたし"はすべてを知っているはずだ。



「……っ」



思い出そうとすると、頭痛がするらしい。


でも、どうしても思い出さなきゃいけない。


あたしがここへきた本当の意味が、別にあるのなら、それがなんなのか。



また今日も、激しい痛みを伴いながら、あたしは記憶をたどった。