どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



えっ?なにそれ。そんなの知らない。


あたしの足は、ますます動かなくなる。だって、これは聞き逃せない内容だから。


大和くんにそんな浮ついた噂があったの?


あ、そういえばこの間、凪咲ちゃんが大和くんに詰め寄っていたのはこのこと……?


それがギクシャクしている原因?



「彼女が怒ってマネージャー呼び出して問い詰めたら泣いちゃって、逆に大和くんはマネジャーの子を庇ったって話じゃん?噂だけで勝手なことすんなって」


「えー、それひどくない?噂もなにも、ちゃんと証拠があるんじゃね~。だって誰かが彼女に写真送ったらしいよ」


「うわー、こわ!それマネージャーの子だったりして!」


「だとしたら、したたかすぎるよね~」



凪咲ちゃん……。


あたしには一言も相談してこなかったけど、そんなつらい出来事があったなんて。


まるで自分のことのように胸が苦しくなる。