どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



「やべー、マジ興奮した!」


「面白かったね!」



映画の内容にはふたりとも大満足。

第1弾よりもパワーアップしていてすごく面白かった。


隣に怜央くんがいることを思わず忘れてしまうくらい集中してしまった。


それからちょうどお昼だったこともあり、パスタ屋さんに入り、その後はモール内をぶらぶらする。


怜央くんは洋服、あたしはアクセサリーと、お互いの見たいお店を一緒に周り尽くすと、あっという間に時間は過ぎていった。



日も傾き始めきて、そろそろ帰ろうと言われるかな……と、少し寂しくなったとき。



「最後にもう一ヶ所行きたいとこあるんだよ。時間大丈夫?」



ふいに、怜央くんがそんなことを言ってきた。



「あたしは大丈夫だよ。どこに行きたいの?」



まだ一緒に入れることに胸が弾む。