どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



***



「……な…………心菜……」


「……へ……?」



呼ばれた気がしてゆっくり首を振ると、怜央くんの綺麗な顔面が間近にあった。



「わわっ!」


「ぼーっとしてどうした?」



あたしのリアクションに笑いながら、首をかしげる怜央くん。


そんな仕草に、胸がきゅんと音を立てる。



「べ、べつに……」



呼ばれていたのに気づかなかった。


だって、いまだってすみれちゃんと話していると思ってたから。


……油断してた。



「……で、なに……?」


「今度、実行委員の打ち上げがあるんだけど、心菜来ないか?」



それは思わぬお誘いだった。



「あたし?……あたしはいいよ。だって、実行委員じゃないから……」



行きたい気持ちをグッと押さえる。


……あたしは所詮、すみれちゃんの代理だから。