どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



怜央くんとすみれちゃんはどんな関係なの?



「怜央くん、昨日の夜はありがとう」


「お、おう……」



夜……間違いない。


あの時間に呼ばれてすぐに駆け付けるなんて。

ふたりの関係が気になってしょうがない。


ねえ……昨日の夜……なにがあったの……?



「昨日はごめんな」



その直後、怜央くんの言葉が向けられたのは、あたしだった。



「えっ、」



思わず肩を揺らしてしまう。


まだすみれちゃんと話してると思ってたから。


突然あたしの方を向かれても、さっきの内容を耳にしたばかりで、いつも通り対処できない。


あたしの知らないふたりの関係が、胸のなかでモヤモヤし続けている。



「あー、やべえ。英語の課題忘れた。心菜、見せて」



なのに怜央くんの口調も態度もいつも通り変わらずで。



「う、うん……」



差し出したノートを写すその横顔を、胸がつぶれる思いで見つめるしかなかった。