「顔真っ赤だし~」
「……!!!」
凪咲ちゃん助けて……!と彼氏の暴走をどうにかしてもらおうとしたのに。
「ねー、可愛いでしょ~。こんな心菜に彼氏がいないのが不思議だよね~」
な、凪咲ちゃん!?
あたしは真っ赤になりながらうつむくしかない。
そんなあたしを笑って見ていた怜央くんは、どう思っていたんだろう。
よくしゃべる大和くんがいたからか、あっという間に2時間くらい経ってしまい、お店を出ると辺りはもう真っ暗だった。
「暗いんだから、ちゃんと心菜のこと送って行ってあげてね」
「ああ、分かった」
え?
怜央くんは、今日は自転車じゃなくバスで来たみたい。
だから、帰りもすぐ近くのバス停から乗るものだと思っていたあたしは焦る。
「大丈夫だよ!駅すぐそこだから!」
「怜央くん、よろしくね?」



