大和くんと怜央くんは、当然のようにケーキを3つずづ注文するけれど。
なんだろう、そのお寿司みたいな頼み方。
普通一個じゃない?
ポカンとしていると怜央くんと目が合った。
「なに?」
「えっ、すごい食べるなぁと思って……」
「そう?俺らならこれくらい普通だよ」
ニコッと言われて、そういうものなのかと納得するしかない。
「実はさ、ここに来たかったのは、このふたりなの」
ちょっと呆れたように凪咲ちゃんが言う。
え?そうなの?
「連れてけ連れてけーってうるさくて。ここの予約取るの大変だったんだからね!」
「はいはい、感謝してます」
大和くんはおどけたようにお辞儀する。
「俺らすっげー甘党なんだけど、男ふたりでこんな可愛い店に入るとかキモイだろ?だから凪咲に頼んだんだよ」



