とんでもない。 むしろ、カップルのリアル会話を参考に小説書かせてもらったりしている。 ……だから、なおさら凪咲ちゃんには絶対に言えない。 「そう?」 「うん、すっごく参考になる!」 「参考……?」 怪訝な顔をする凪咲ちゃん。 「あっ、……そ、そうだよ。いつかあたしに彼氏ができた時のために、しっかり心のメモ帳に書き込んでるの!」 「あ~、そういうことか」