どうか、君の笑顔にもう一度逢えますように。



いつだったか、年の近いイトコに書いている小説を読んでもらったら「夢見る夢子ちゃんだね」なんて言われてしまい。

やっぱりあたしの趣味は公言できないと悟ったのだ。



「運命の出会いってなによ。彼氏ができたとか聞いてないんですけどー?」



……彼氏って。


凪咲ちゃんまで、そこ突っ込まないでよ……。


そういう凪咲ちゃんは、隣のクラスに彼氏がいる。


サッカー部のイケメン、久留生大和(クリュウ ヤマト)くん。

1学期に告白されてつき合いはじめて、そのあともずっと仲良しでうらやましい限り。



「ち、ちがうし。そういうんじゃないもんっ……」


「怪しいな~」



ああ。この状況、どう説明したらいい?


クラスの子たちの視線もチラチラとあたしに向けられている。