凪咲ちゃんは背も高く目鼻立ちもはっきりしいて、その存在感は半端ない。
そこにいるだけで、空気が変わるっていうか。
将来は、ミスなんちゃら……とかになると確信している。
いまからサインもらっておこうかな。
容姿はもちろん、性格だって完璧。
ハキハキしてリーダシップも取れるから、周りからの信頼も厚い。
あたしもそんな風にキラキラな女の子になれたら……なんて思うけど、到底ムリ。
とりわけ目立った特徴も特技もなく、いつも凪咲ちゃんの陰に隠れている。
自分に自信もないし、あたしはそうしている方が楽なんだ。
「な、なんでもないよっ」
小説を書いていることは、凪咲ちゃんにももちろん秘密。
隠し事はよくないと思っても、どうしてもそれだけは言えない。



