青色の輝き

無理。心臓がもたないかもしれない。




「あの…顔赤いよ?」



「〜っ、うるさい…結衣のせい」




俺がそう、ポツリと呟くと、結衣は目を見開いて嬉しそうに俺に抱きついてきた。




「礼央〜」



「わ、ちょっ、あぁもう」




顔がほんとに熱持ってる。



なんでこんなにこの子はグイグイ来ちゃうんだ。



可愛すぎか。



なんかもう、ダメ。



そう、わかる?ダメなんだよ。




「結衣」



「ん?」



顔を上げた結衣の顎に手を当てて顔を近づける。




「いい?」




結衣は、恥ずかしそうに目を閉じた。




ちょっと顔が赤いな…。薄暗いから、見えにくいけど。




結衣の唇に俺の唇をつける。




直前。




「ふぁ〜…。ねーちゃん何してんのー…?」




フラフラと咲久が起き上がった。




「えっ、咲久?あ、あのこれは、ね?…聞かないで?」