青色の輝き

「本日は、少し忙しくて…。


わたくしどもも皆様のお世話まで手が回らない故、二間続きのこのお部屋をお使いいただければと思います。



こちらの部屋は結衣様の部屋とも続いておりますので、ご就寝の際は結衣様の部屋から布団を出してお休みください」




「は、はぁ…」




「お食事は、咲久様が作られることになっているので、ご心配なく。


お風呂は結衣様専用のものを使えばいいとのことですのでそちらを。



ほかに何かございましたら、その辺で仕事をしている者にお申し付けください」




執事さんは流れるように喋ると、一礼して部屋を出て行った。



「2人とも、金持ちだね」



「待遇がすごい…」



2人であっけにとられていると、奥の部屋のドアから結衣が出てきた。



がちゃり。



結衣は白のＴシャツに黒のショートパンツという楽な格好で出てきた。



ニーハイがやけにそそる。