「咲久くん。ケーキが焼けましたよ。入っても大丈夫かしら」
「大丈夫だよ」
襖が開いて、ケーキの甘い匂いが広がる。
「皆さんがいらっしゃる間に作れてよかったわ」
おばあさんは頬に手を当ててにっこり笑った。
そして、みんなの前にケーキを置いていく。
「あら、結衣ちゃん。起きて。ケーキよ」
「ん…ケーキ」
今度はもそりと起き上がって、おばあさんが置いてくれたケーキを見て目を見開く。
「ラズベリーだ…まって、私のラズベリー…」
「あら、結衣ちゃんのだったの?咲久くんが作って欲しいって言ったから咲久くんのだと思ってたわ…ごめんね?」
「んーん、おばあちゃんのケーキ美味しいから全然いいよ。
また買ってくるから作ってね」
そう言いつつ1人でケーキを食べ始めるマイペースさ加減。
「ふふふ、いつでも作りますよ」
おばあさんはそういうと、全員分のフォークを机に並べて襖を出て行こうとした。
「大丈夫だよ」
襖が開いて、ケーキの甘い匂いが広がる。
「皆さんがいらっしゃる間に作れてよかったわ」
おばあさんは頬に手を当ててにっこり笑った。
そして、みんなの前にケーキを置いていく。
「あら、結衣ちゃん。起きて。ケーキよ」
「ん…ケーキ」
今度はもそりと起き上がって、おばあさんが置いてくれたケーキを見て目を見開く。
「ラズベリーだ…まって、私のラズベリー…」
「あら、結衣ちゃんのだったの?咲久くんが作って欲しいって言ったから咲久くんのだと思ってたわ…ごめんね?」
「んーん、おばあちゃんのケーキ美味しいから全然いいよ。
また買ってくるから作ってね」
そう言いつつ1人でケーキを食べ始めるマイペースさ加減。
「ふふふ、いつでも作りますよ」
おばあさんはそういうと、全員分のフォークを机に並べて襖を出て行こうとした。

