陽華の吸血鬼①【一人称修正ver.】【完】



「俺を、桜城の家から勘当してください」

『――――』

母家(おもや)の居間に呼ばれて、まずそう言った。

向かいに座る父当主と、その隣の母。

少し離れた隣に座った架と、その隣にいる弥生さん。

父のみが意味を噛み砕くような顔をしているけど、ほかの三人は呆気に取られて黙ってしまった。

「お前がいきなり帰って来たと思ったら……とうとうそんなことを言い出すか」

「申し訳ありません。いつかはと思っていましたが、少し早めたくなりました」

「理由は? 小埜家に養子でもなるよう言われたか?」

「そのようなことはありません。ただ……」