「私のことも父さんとか」
「わたしのことは弥生お母さんって呼んでね?」
「……誠さんはともかく、弥生さんは色々違うでしょう……」
この三人、複雑な関係ながらものすごく仲がいい。
基本的にテンションがあまり高くない俺にはついていけない。
……架の父は、この三人の抑え役だった。
架もため息をついている。
「兄貴が戻ってくれたらこのノリ、半分くらい引き受けてほしいんだけど……」
はー……と疲れている弟。
すまん。苦労させているな。だが、戻る気はないし、戻ることもないだろう。
「美愛、弥生、今は黎の話を聞こうか?」
兄弟(俺たち)を囲んでわちゃわちゃしている母たちに、誠さんが言った。



