陽華の吸血鬼①【一人称修正ver.】【完】


「……陰陽師やこちらの世界へは入らないということか?」

「……まだ、決めかねてる。今、私にとって一番大きい問題は、黎の中にある私の血。もし、私が影小路や桜木としての力を手放したなら、黎の中の血も、力を失ったりする?」

私の力が血によって定められているとしたら、その可能性はないだろうか。

「出来るよ」

「っ!」

「真紅が力を捨て、ただの人間になることは出来る。ただし、その代償として、真紅がこの先その力を取り戻すことは叶わないだろう」

「―――」