陽華の吸血鬼①【一人称修正ver.】【完】


「俺はいないと思って話してくれていいよ。俺はあくまで、白桜さんが真紅ちゃんに危害加えないための護衛だから」

桜城くんは頑として退かない。

血は繋がつながっていないと黎は言っていたけど、やはりどことなく似ている気がする。

「真紅。架のことはこの際気にしないで話そう。黒も紅亜様ももうここは離れている。戻って来ても入れないようにした」

白ちゃんにも言われて、私はまた拳を握った。

「わかった……。白ちゃん、黎が死にかけてた私の血を吸って、後から自分の血を私に送って助けてくれたの、気づいてるよね?」

「……はあっ⁉」

「推測の域は出ないでいたが……やはりか。古人殿の心配もまさにそれだっただろう」

「ええっ⁉」

「「桜城くん(架)うるさい」」

いないと思えないほどのリアクションだったので、思わず白ちゃんと声がそろってしまった。