うそつき 2

次の日は私たちの部活はお休みだった。



修学旅行の話になって中学の頃は言ってないと言ったら、みんなはノリノリで枕投げと恋バナ大会が開催された。



「翔手加減してーっ、痛いっ」



「お前だからマジで投げてんだよっ」




翔くんはニコニコでユキちゃんに集中攻撃。



そんな翔くんを私と秋帆ちゃんで全力で攻撃しまくる。



やよいちゃんは葵衣くんと一騎打ちしてる。



そして、疲れたみんなは息を切らしながら、全員で布団にヘタリ込むと今度は恋バナが始まった。




「翔くんはさー?月城先輩の何が好きなの?」



「は?俺かよ」




突然秋帆ちゃんに指名された翔くんは驚く。



そして少し考えたあと、ポツリと言った。




「…ツンデレなとこ」



「え、月城先輩ってツンデレなの?」




驚愕、と言った風に口をあんぐり開けて固まるやよいちゃん。



その隣で同じ顔をしている葵衣くんとユキちゃん。



びっくりしすぎて声が喉に詰まる私。