うそつき 2

唯兎くんがめんどくさいと言ってあんまり作ってくれない料理です。



この機会を大事に美味しくいただきましょう。



秋帆ちゃんがお風呂から出てきて、みんなでご飯を食べた。



そのあとは男の子たちがお風呂に入っている間に床に布団をいっぱい敷いて、暇だからみんなで遊んでた。



ギター弾いたり、トランプしたり、恋話したりとか。



結構楽しかった。




んー、でもやっぱり。



唯兎くん、帰ってこないかな…。



明後日の夜だよね…、それまで待てるかな…。



夜、私は隣に寝ていた秋帆ちゃんにくっつく。




「…ん？果乃ちゃん…？どしたの？」



眠たげにボソボソと喋る秋帆ちゃん。



無防備な感じも可愛らしい。




「…ちょっとだけ、寂しいの」



「ふふっ、真宮先輩、早く帰ってくるといいね」



「ん…」




秋帆ちゃんは私をぎゅーっと抱きしめてくれた。