秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~

だけどその沈黙は肯定したのも同じだ。


「美花。写真を取れ。お前がサイトに書き込めはお前のポイントになると思う」


拓郎が更に追い打ちをかけてそう言った。


美花はムッとした表情を2人に向けているが、その場から動こうとしない。


悩んでいるのが伝わって来た。


「美花にポイントが入っても意味ないじゃん」


咄嗟に、あたしはそう声をかけていた。


こんな場面で大きな声なんて出したことがないから、自分でも驚いた。


拓郎が小さく舌打ちをしてあたしを睨んでくる。


情けないけれど、それで視線をそらせてしまった。


「そうだよ。あたしにポイントが入っても意味ない」


美花があたしの何倍も強い口調でそう言った。


「確認したいんだ」


拓郎が観念したように美花へ向けてそう言った。