秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~

「こんなの絶対に嘘だよ。詐欺なんじゃないの?」


あたしがそう言うと、隣にいた弘江が真剣な表情であたしを見て来た。


「これが嘘でも本当でも、クラスメートの秘密を書き込むだけでポイントが貯まるんだよ?」


その言葉にハッとする。


簡単に好きなものが手に入る。


そんなおいしい話を持ち掛けられたとき、人はどうなるか。


「嘘だと思ってても、ちょっとやってみようかって気持ちになるよね」


弘江の言葉にあたしは頷いた。


「そうだよね。クラスメートの秘密でいいなら、自分は痛みも感じないし……」


そうなると、A組は一体どうなるんだろう?