「放課後、遊びに行く?」


そう聞くと、直美はパッと笑顔を浮かべた。


「行く行く! 実は行きたい場所があったんだよねぇ」


直美の口調が明るくなる。


直美の話を聞きながら、あたしはぼんやりと外の青空を見つめていたのだった。